人は変わりたいと思います。
本を読みたい。
運動したい。
勉強したい。
早起きしたい。
私も何度もそう思ってきました。
そして何度も失敗しました。
続かなかったのです。
当時は、自分の意志が弱いからだと思っていました。
でも違いました。
問題は意志ではありませんでした。
やる気に頼っていたことでした。
なぜ私たちは続かないのか
新しいことを始めるとき、多くの人はやる気に満ちています。
今日から毎日勉強する。
今日から毎日運動する。
今日から毎日読書する。
最初の数日は続きます。
でも少しずつ止まります。
これは珍しいことではありません。
むしろ普通です。
なぜなら、やる気は長続きしないからです。
やる気は天気と同じ
今日はやる気がある。
明日はやる気がない。
これは自然なことです。
天気が毎日変わるように、気分も変わります。
私たちは天気をコントロールできません。
やる気も同じです。
やる気に頼るということは、天気に人生を任せるようなものです。
晴れの日だけ進み、雨の日は止まる。
それでは遠くへ行けません。
続く人はやる気ではなく仕組みを使う
少し考えてみてください。
歯磨きをするとき、やる気は必要でしょうか。
お風呂に入るときはどうでしょう。
ほとんどの人は考えません。
自然にやっています。
なぜなら習慣だからです。
習慣になると、意志力をほとんど使いません。
自動的に行動できます。
だから強いのです。
科学も習慣の力を示している
心理学者のロイ・バウマイスターは、意志力は有限な資源であると提唱しました。
難しく聞こえるかもしれませんが、考え方はシンプルです。
私たちは一日の中で何度も判断をしています。
何を食べるか。
何を着るか。
何を優先するか。
そのたびに脳はエネルギーを使います。
バウマイスターは、この積み重ねによって自己コントロールの力が弱くなると考えました。
例えば、仕事が終わった夜に勉強や運動が続かないことがあります。
それは意志が弱いからではなく、すでに多くの判断をした後だからかもしれません。
ただし、この理論には後の研究で議論もあります。
意志力が本当に「有限な資源」なのかについては、現在も研究が続いています。
それでも一つ確かなことがあります。
多くの人が、意志力だけに頼るよりも、習慣や環境を整えた方が行動を続けやすいということです。
だから続く人は、自分を責めるより先に仕組みを作ります。
私が勘違いしていたこと
以前の私は、もっと頑張れば続くと思っていました。
もっと気合いを入れる。
もっと自分を追い込む。
もっと努力する。
でも続きませんでした。
今は考え方が変わりました。
続けたいなら小さくする。
それだけです。
読書なら1ページ。
散歩なら5分。
勉強なら10分。
笑われるくらい小さく始める。
すると続きます。
続けば少しずつ成長します。
成長すると楽しくなります。
そして気づけば習慣になります。
習慣は意志より強い
人生を変えるのは一度の決意ではありません。
毎日の行動です。
そして毎日の行動を支えるのは、やる気ではなく習慣です。
だから私は、やる気が出るのを待たなくなりました。
代わりに続けやすい環境を作ります。
本を机の上に置く。
運動するとき使用する靴を玄関に置く。
勉強する場所を決める。
小さな工夫ですが、効果は大きいのです。
今日できること
新しい習慣を始める必要はありません。
今ある習慣に1分だけ追加してみてください。
コーヒーを飲む前に本を1ページ読む。
歯磨きの後にスクワットを1回する。
仕事から帰ったら1分だけ歩く。
それだけで十分です。
人生を変えるのは、大きな決意ではありません。
続けられる小さな行動です。
そして習慣は、やる気よりずっと強いのです。

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