早く結果が欲しい。
何かを始めたとき、そう思うのは自然なことです。
ダイエットを始めれば、早く痩せたい。
投資を始めれば、早く利益を出したい。
ブログを始めれば、早く読まれたい。
私も同じです。
せっかく時間を使うなら、早く結果が出てほしいと思います。
でも、これまでを振り返ってみると不思議なことがあります。
結果を急いだときほど、うまくいきませんでした。
無理をする。
判断を焦る。
続かなくなる。
そして、また最初からやり直す。
反対に、最初はほとんど変化がなくても、焦らず続けたことは少しずつ形になっています。
最近は、最短距離を探すことよりも、
「この方法を1年後も続けられるだろうか」
と考えるようになりました。
この記事では、なぜ結果を急ぐほど遠回りになりやすいのか。
私自身の投資、健康、ブログの経験から考えてみます。
結果を急ぐと「続けること」より「結果を出すこと」が目的になる
早く結果を出したいと思うこと自体は悪くありません。
問題は、結果だけを見るようになってしまうことです。
たとえばダイエットなら、
「健康的な生活を続ける」
より、
「今月中に○kg痩せる」
ことが優先される。
投資なら、
「長く資産を育てる」
より、
「今すぐ利益を出す」
ことが優先される。
ブログなら、
「読者に役立つ記事を書く」
より、
「早くアクセスを増やす」
ことが優先される。
すると、選ぶ方法も変わってきます。
短期間で結果が出そうなものに惹かれるようになります。
でも、早く結果が出る方法と、長く続けられる方法は同じとは限りません。
ここに、焦るほど遠回りになってしまう理由があると思っています。
私は投資で「早く増やす」ことを考えなくなった
私は投資が好きです。
以前はSNSで、
「一日で何十万円利益が出た」
「数か月で資産が大きく増えた」
そんな投稿を見ると、焦ることがありました。
自分ももっと利益を出したい。
もっと早く資産を増やしたい。
そう思います。
でも、早く増やそうとすれば、それだけ大きなリスクを取る場面も増えます。
そこで最近は、考え方を変えました。
早くお金持ちになることより、長く市場に残ることを大切にする。
短期間の結果を追いかけるのではなく、自分が無理なく続けられる方法を選ぶ。
派手ではありません。
SNSで話題になるような方法でもありません。
それでも私は、この方が自分には合っていると感じています。
投資は数日で終わるものではありません。
これから何年、何十年と続ける可能性があります。
だったら、一度大きく勝つことより、途中でやめなくて済む方法を選びたい。
そう考えるようになりました。
ダイエットも「早く痩せる」をやめたら続きやすくなった
健康についても同じでした。
若い頃は、痩せようと思ったら極端でした。
食事を一気に減らす。
運動量を急に増やす。
短期間で体重を落とそうとする。
最初は頑張れます。
体重も落ちるかもしれません。
でも、私の場合は長く続きませんでした。
今は考え方が違います。
歩く。
少しずつ走る。
食生活を一つずつ見直す。
できる範囲で続ける。
短期間だけを見ると、昔のやり方の方が速かったかもしれません。
でも、そこでやめて元に戻ってしまえば、結局また最初からです。
一方で、無理のない方法なら明日も続けられます。
1週間続けられる。
1か月続けられる。
その差は、時間が経つほど大きくなります。
速く進むことより、止まらないことの方が大切な場面があります。
健康は、その代表だと思います。
ブログを始めて「結果が出ない時間」の大切さを知った
このブログも、すぐに結果が出るものではありません。
記事を書いた翌日に、何万人もの人が読んでくれるわけではありません。
一本の記事を書いただけで、文章がうまくなるわけでもありません。
収益が出る保証もありません。
最初は分からないことばかりです。
記事を書く。
読み返す。
修正する。
サイトを改善する。
また記事を書く。
その繰り返しです。
でも最近、この「まだ結果が出ていない時間」にも意味があると思うようになりました。
記事を書けば、文章を書く経験が増えます。
サイトを触れば、Webの知識が増えます。
失敗すれば、次に直す場所が分かります。
つまり、数字にはまだ表れていなくても、自分の中には少しずつ積み上がっているものがあります。
もしアクセス数や収益だけを見ていたら、
「全然結果が出ない」
と思ってやめてしまうかもしれません。
でも昨日より良い記事を書けたなら、それも一つの結果です。
結果には、数字になる前の段階があるのだと思います。
成長は最初ほど見えにくい
新しいことを始めると、最初は変化がほとんど見えません。
一日運動しても、体は大きく変わりません。
一冊本を読んでも、急に仕事ができるようになるわけではありません。
一本記事を書いても、すぐに多くの読者が来るとは限りません。
だから不安になります。
「このまま続けて意味があるのだろうか」
私もそう思うことがあります。
でも、そこで毎回方法を変えていたら、積み上がる前にリセットしてしまいます。
私はマラソンの練習でも同じことを感じています。
最初から42.195kmを走ろうとはしません。
短い距離から始める。
体の状態を見る。
少しずつ距離を伸ばす。
違和感があれば無理をしない。
一回の練習で強くなるのではなく、何度も走ることで少しずつ体が変わっていきます。
成長している途中は、その変化が見えにくいものです。
でも振り返ったとき、
「あの頃より進んでいる」
と気づくことがあります。
焦ると判断まで変わってしまう
私が結果を急がない方がいいと思う最大の理由は、ここです。
焦ると判断が変わります。
投資で焦れば、本来なら取らないリスクを取りたくなるかもしれません。
ダイエットで焦れば、無理な食事制限をしたくなるかもしれません。
副業で焦れば、「簡単に稼げる」という言葉に惹かれるかもしれません。
ブログで焦れば、読者に役立つ記事より、数字だけを追いかけたくなるかもしれません。
結果を急ぐほど、目の前の数字が大きく見えてきます。
その結果、本来の目的を忘れてしまいます。
健康になりたかったはずなのに、体重計の数字だけを見る。
将来のために投資を始めたのに、今日の値動きだけを見る。
読者の役に立つブログを作りたかったのに、アクセス数だけを見る。
だから私は、焦っていると感じたときほど、
「そもそも何のために始めたんだろう」
と考えるようにしています。
私は「3年続けられるか」を考える
最近、何かを始めるときに考えていることがあります。
「この方法を3年続けられるだろうか」
ということです。
毎日無理な運動をする。
3年続けられるだろうか。
睡眠時間を削って副業する。
3年続けられるだろうか。
大きなリスクを取り続ける投資をする。
3年続けられるだろうか。
そう考えると、選ぶ方法が変わります。
少し地味になります。
結果が出るまで時間もかかるかもしれません。
でも、生活を壊さず続けられます。
私にとっては、ここが大切です。
仕事があります。
家族との時間もあります。
健康も大切です。
何か一つを成功させるために、それ以外を全部犠牲にしたいわけではありません。
人生全体を守りながら、少しずつ前へ進みたい。
今はそう考えています。
日本の「急がば回れ」は、今でも使える
日本には昔から、
「急がば回れ」
ということわざがあります。
急いでいるときほど、危険な近道ではなく、安全で確実な道を選んだ方が、結果的に早く目的地へ着けるという意味です。
私はこの考え方が、今の時代にもよく合うと思っています。
私たちは毎日のように、
「最短」
「最速」
「すぐ結果が出る」
という言葉を目にします。
もちろん効率は大切です。
遠回りすること自体が目的ではありません。
でも、速さを求めた結果、途中で続かなくなれば意味がありません。
少し遅くても、無理なく続けられる。
失敗しても立て直せる。
生活を壊さず前へ進める。
そんな道の方が、長い目で見ると近道になることがあります。
「ゆっくり豊かになる」という選択
私は最近、
「ゆっくりお金持ちになる」
という考え方が好きです。
でも、これはお金だけの話ではありません。
ゆっくり健康になる。
ゆっくり知識を増やす。
ゆっくり仕事ができるようになる。
ゆっくりブログを育てる。
ゆっくり豊かになる。
一見すると、あまり魅力的な言葉ではないかもしれません。
「3か月で人生が変わる」の方が魅力的に見えます。
でも私は、家族との時間を守りながら、健康を壊さず、自分のペースで成長していける方がいい。
結果を急ぐあまり、今の生活を壊してしまったら、本末転倒です。
未来を良くするために、今を犠牲にしすぎない。
これも、長く続けるために大切な考え方だと思っています。
注意したいのは「ゆっくり」と「何もしない」は違うこと
ただし、一つ注意があります。
焦らないことと、何もしないことは違います。
「そのうちやろう」
「いつか始めよう」
と先延ばしすることではありません。
スピードは遅くても、行動はする。
一歩が小さくても、前へ進む。
必要なら方法も修正する。
これが大切です。
私は、
急がない。でも止まらない。
くらいがちょうどいいと思っています。
焦らず、今日できることをやる。
それを明日も続ける。
その積み重ねが、結果につながっていきます。
今日できること|「1年後も続けられるか」と考える
今日できることは、とても簡単です。
今あなたが頑張っていることを、一つ思い浮かべてみてください。
ダイエット。
勉強。
仕事。
副業。
運動。
貯金。
何でも構いません。
そして、自分にこう聞いてみてください。
「今のやり方を、1年後も続けられるだろうか?」
もし「無理そうだ」と感じたら、やめる必要はありません。
少しだけ小さくしてみてください。
毎日1時間なら30分にする。
10km走るなら3kmにする。
毎日記事を書くなら、まず週に一本から始める。
結果を小さくするのではありません。
続けられる形に変えるのです。
まとめ|遠くへ行きたいなら、焦らず続ける
結果を急ぐ気持ちは、私にもあります。
早く成長したい。
早く成果を出したい。
早く人生を良くしたい。
でも、焦ったからといって時間が縮まるとは限りません。
むしろ無理をして途中で止まれば、また最初からやり直すことになります。
投資も。
健康も。
ブログも。
仕事も。
人間関係も。
本当に大切なものほど、育つまでに時間がかかります。
だから私は、最速よりも継続を選びたいと思っています。
急がない。でも止まらない。
今日もできることを一つやる。
そして明日も続ける。
遠回りに見えるその道が、振り返ったとき、一番確実な道になっているかもしれません。


